YouTubeチャンネル「Samurai Japan サムライジャパン」のプロフィール

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    2019年に腕時計専門YouTubeチャンネル「サムライジャパン」を開設。チャンネル登録者数は3万人を超え、腕時計に関する詳細なレビュー動画を250本以上公開している。 チャンネルでは、30日間実際に腕時計を着用して精度を検証する「精度マラソン」や、視聴者から預かった腕時計を手紙とともに紹介・レビューする名物企画「みんなのサブスク」など、視聴者参加型の独自企画を多数展開。 また、海・山・キャンプなど自身の趣味を通じて、さまざまな環境下で腕時計を使用し、実体験に基づいた幅広い知見を発信している。報道に携わった経験を活かした、客観的かつ公平なレビューにも定評があり、多くの腕時計ユーザーから支持を集めている。 これまで国内外60社以上の腕時計メーカーからレビュー依頼を受けるなど、活動は国内外に広がっている。専門誌への寄稿、大手腕時計メーカーのイベント登壇、公開トークショー、各種コラボレーションなど、腕時計領域において幅広く活動している。

    【YouTubeチャンネル】
    https://www.youtube.com/@SJ36000

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時計相場の専門家コメント

先週(9月21日〜27日)の時計関連では、9月24日に終了したフィリップス香港のオンライン競売で、ヴァシュロン・コンスタンタン「ヒストリーク 222」(Ref.4200H/222A-B934)が40万6,400香港ドル(約816万円、買い手手数料込み)で落札されました。この個体は2025年頃の37mmステンレス製で、保証書の日付は2025年9月9日。レザーウォレット、トラベルケース、純正ボックスも付属しています。フィリップスによるコンディション評価は良好でした。現行に近いモデルは、型番が同じでも保証書の日付や付属品、ブレスレットの長さ、研磨歴などによって条件が変わります。今回の個体は比較に必要な情報がそろっており、同じRef.4200H/222A-B934を査定する際に、条件を照らし合わせやすい取引例です。同じ競売では、F.P.ジュルヌ「エレガント48」(Ref.ELHT)が107万9,500香港ドル(約2,169万円、買い手手数料込み)で落札されました。2016年頃のチタン製で、2016年11月付の保証書と純正箱に加え、2026年7月にメーカーで電池交換を受けたことを示すサービス請求書の写しが付属しています。電池式の高級時計でも、作動しているかだけでなく、いつメーカーサービスを受けたのかを資料で確認できる個体は評価しやすくなります。9月24日には、カシオが「MRG-B2100HR-1AJR」を発表しました。11月発売予定で、価格は税込110万円、世界800本限定です。プラチナ箔の文字盤に加え、シリアルナンバーと専用ボックスを備えます。発売直後のため中古相場への影響はまだ判断できませんが、将来この型番が流通した際は、通常のMRG-B2100系と分け、限定番号や専用付属品の有無まで確認したいモデルです。

先週(9月14日〜20日)の時計オークション市場では、ロレックス現行品の中古相場を新品定価と比較するうえで興味深い結果が見られました。9月16日(日本時間17日)、米・ダラスで開催されたヘリテージ・オークションズにて、サブマリーナー デイト(Ref.126613LB)が1万8,750ドル(約296万円/買手手数料込・税別)で落札されました。いわゆる「青サブ」と呼ばれる、スチールとイエローゴールドのコンビモデル(41mm)です。箱と保証書(2021年6月付)が完備しており、コンディションは良好と評価された個体でした。現在、同モデルの国内正規希望小売価格は288万3,100円(税込/9月20日時点)です。つまり、中古品であっても新品定価とほぼ同額を支払う意欲のあるバイヤーが存在したことが分かります。一方、ヴィンテージ時計の分野では、9月18〜19日に香港で開催されたサザビーズにて、カルティエの「ミディ ペブル」が384万香港ドル(約7,730万円/買手手数料込・税等別)という驚きの価格で落札されました(18日落札)。こちらは1973〜74年頃のロンドン製で、直径28mmの18Kゴールドモデルです。サザビーズによると、当時ロンドン店に勤務していた元所有者の父親の手紙が付属しており、そこには「製作数はわずか6本」と記されていたとのこと。さらに、時計本体と純正クラスプ(留め具)には、一致するシリアルナンバーや製作時期を示す英国のホールマーク(刻印)もしっかりと残されていました。これほどのプレミア価格がついた背景には、わずか6本という希少性に加え、手紙と刻印という当時のピースが完璧に合致したというストーリーがあります。 裏を返せば、ヴィンテージのミディ ペブルを査定する際は、年式やホールマークを徹底的に深掘りする必要があるということです。「ただの古い時計」なのか、それとも「あの高額落札と同等の価値を秘めた個体」なのか。そこを見極める審美眼が問われる事例と言えるでしょう。 

先週(9月7日〜13日)の時計関連では、タグ・ホイヤーが9月7日、「カレラ クロノグラフ スポーツ」の新型を発表しました。時計本体の直径は2020年型の44mmから42mmへ、厚さも15.48mmから14.17mmへ変更。スチール製ブレスレットのモデルは税込99万8,800円です。中古時計の価格を考える材料になったのは、9月4〜11日に開かれたフィリップスのジュネーブ競売です。パテック フィリップの2018年製「5960/1A-010」は、12万7,000スイスフラン(約2,399万円)で落札されました。黒い文字盤に、販売店であるティファニーの名前が入った時計です。同じ競売では、2017年製の「5960/1A」が4万640スイスフラン(約768万円)でした。どちらもスチール製で、本体の直径は40.5mm。カレンダーとストップウォッチの機能を備え、メーカーの証明書と箱も付いていました。落札額には買い手が競売会社へ払う手数料も含まれ、日本の店頭で受け取れる買取額とは異なります。それでも、今回の黒文字盤の仕様に、高い金額を払う買い手がついた事実は残ります。同じ仕様の時計を売る場合には、状態や付属品が近いかを確かめたうえで、約2,399万円という販売実績が高額の買取評価を検討する材料になります。

先週(8月31日〜9月6日)の時計関連では、8月の中古時計市場指数が9月4日に公表されました。主要28ブランド中18ブランドが前月を上回り、市場全体は0.4%上昇。上位3ブランドはロレックスが0.5%、パテック フィリップが0.3%、オーデマ ピゲが0.2%の上昇でした。この指数は上位10ブランド計300本を取引額で加重した米ドル建てで、日本国内の成約や個別品の値動きとは別物です。タグ・ホイヤー「フォーミュラ1」のコレクション指数は4.4%上昇と、ブランド単位より大きく動いています。9月2日開幕のジュネーブ・ウォッチ・デイズでは、ゼニスが「クロノマスター ソロ スポーツ」を発表し、同日発売しました。クロノマスター初の3針で、40mmのスチールケースに5Hzのエル・プリメロ3620を搭載。日付付きの白・黒・茶3種は税込予価各145万8,600円、黒の日付なしは134万900円です。日付なしはブティック限定でもあるため、11万7,700円差は日付機構だけの差ではありません。シチズンは9月1日、エクシード8、クロスシー25、シチズンコレクション24の計57モデルの希望小売価格を10月1日に改定すると公表しました。上昇率は税込で5〜20%。「CB1080-52B」は14万3,000円から15万4,000円へ7.7%、「NB1050-59A」は8万2,500円から9万9,000円へ20%上がります。市場全体の0.4%も新品の値上げ率も、個別時計の査定額にそのまま当てはまりません。ゼニスは日付の有無、シチズンは10月1日前後の同一型番の実成約を分けて比べるのが、売買判断への近道です。